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小杉舞
FOOTBALL ZONE編集部

″ママ記者″として日々奮闘「サッカー界の発展に貢献するという使命感を持って」FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞

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リクルート 採用情報 社員インタビュー

日本代表を継続的に多面的に取材 「異文化に触れられるのもいい経験」

――入社のきっかけ、転職のきっかけは?

「前職の日刊スポーツ新聞西日本では入社1年目からサッカー担当として、ガンバ大阪やセレッソ大阪、ヴィッセル神戸ほか多くのJリーグクラブや日本代表の取材をしていました。森保一監督や堂安律選手、中村敬斗選手、南野拓実選手らのJリーグ時代も追っていましたが、ワールドカップ(W杯)をはじめ世界大会など幅広く、より深く日本代表を取材したいと思い、専門媒体への転職を決めました。サッカーの仕事が好きだったのが一番ですね」

――現在の仕事内容は? どこにやりがいを感じますか?

「FOOTBALL ZONE編集部に所属しています。私は拠点が関西なので、主に西日本のJクラブを担当していて、練習や試合の取材に行きます。日本代表においても、ありがたいことに全試合、全ての練習を取材させていただいています。国際Aマッチ(FIFA公認の代表チームの試合)ウィークには国内外問わず長期で出張に行く場合もあり、2019年7月に転職後、これまで10カ国以上に海外出張をしています。サッカーは中東に行く機会が多く、異文化に触れられるのもいい経験です。現状、日本代表を継続的に多面的に取材できる記者は少なくて、私自身、サッカー界の発展に貢献するという使命感を持って日々取り組んでいます」

――入社してから印象に残る仕事、うれしかった仕事は?

「日本代表戦やJリーグの優勝決定戦、森保監督や多くの選手のインタビュー等いろいろとあるのですが、一番印象に残っているのは、コロナ禍にガンバ大阪の宇佐美貴史選手と当時セレッソ大阪に所属していた柿谷曜一朗選手(現在は現役を引退)の対談です。ライバル関係であるガンバとセレッソの大阪ダービー(大阪府内に本拠地を置くチームの対戦)は当時、日本屈指の盛り上がりを見せていて、ZONEでは2020年5月に掲載しました。それまで2クラブの両エースの対談は“タブー”とされていたので、実現したときは本当にうれしかったですね。クラブ側でも当時『初めてやけどコロナ禍やし盛り上げたいから』と理解を示し企画に全面協力してくださいました。“天才”と称される2人ですが、ともに言語化に長けているので実に面白い対談になりました。そのほかでは直近で言うと、2024年アジアカップの敗戦は印象的でした。史上最強と言われた日本代表でしたが、ベスト8で無念の敗退となり、選手から伝わってくる悔しさは今までに経験したことのないものでした。ただ、この負けはワールドカップに向けて必ず糧になると思い現地で目に焼き付けました」

森保一氏をインタビュー

″現場主義″を信条に「その一心で走り続けてきました」

――逆に今だから言える失敗談や苦労話はありますか?

「Web媒体は一般的にも『こたつ記事』(SNSなどから情報を得て現場取材せずに記事化したもの)を量産するというイメージが少なからずあるように思います。苦労というか、だからこそ、私はこれまでの経験を生かして、現場へ足を運び地道に取材を続けていくことを大事に、その一心で走り続けてきました。土台は先輩方が作り上げてくださっていたので、自分の仕事に集中できています。やはり仕事関係者の方や読者から信頼を得て認められるのは、丁寧に現場取材を重ねることだと思っていますので、“現場主義”の気持ちは今も変わっていません。それから、失敗とは少し違いますが、インドネシア出張中にパソコンのケーブルがボンッと音を出して爆発したことがありました(笑)。海外出張にアクシデントは付き物なので、少々のことでは動じなくなりました」

――Creative 2はどんな会社ですか? どこに魅力感じますか?

「一番の魅力は『やりたいことに耳を傾けてくれる』ことだと思います。サッカー界を盛り上げたいと思っていても、どこの会社も予算が厳しく海外を含めて出張にもそうそう行けなくなっている現状は否定できません。それでも、先輩や上司は『日本代表の練習に行って自分の目で見てきなさい』と後押ししてくれて、数少ない“皆勤賞”の媒体となっています。いつも先輩や上司は気軽に相談に乗ってくれ、アドバイスをくれます。自分の意見を話していい、そんな環境を整えてもらっているなと感じます。あと、私には未就学児の2人の子供がいるのですが、仕事と育児のバランスを考えて地元・奈良に戻りたいと相談をしたとき、会社側から快く背中を押してもらえました。すぐに三宮オフィス(兵庫県神戸市)もできて、本当に一人ひとりの社員を大事にしているなと実感しました」

――仕事とプライベートのバランスは?

「正直、仕事と育児のバランスについて正解はまだわからないですが(笑)、私の場合、国際Aマッチ(男子の場合:3月、6月、9月、10月、11月)のときは当該月に約2週間の出張があるので、だからこそ家にいる時間は全力で家のことに集中します。お休みも月に10日程度はいただいていますし、メリハリはかなりハッキリしていると思います。もともと新聞社に勤めている時から体力には自信があり、どこでも寝られてパワーを蓄えられるタイプでした。今は1日の体力を1日で使い果たすので、その分、睡眠の質は上がったと思います(笑)」

――育児休暇など会社の福利厚生はいかがでしょう? 実際に活用したことはありますか?

「私が産休、育児休暇を最初に利用したのが2021年で、社内でも利用者はそんなに多くありませんでした。最初に仕事復帰した際には当時の代表から直々に妊娠、出産を経て、会社の制度以外に必要だと感じたことはないか、何か負担に感じたことはないか等をフィードバックして欲しいとお願いされました。私の妊娠中はコロナ禍でテレワークが主だったのですが、つわりの時などは柔軟に対応してもらえるよう相談できたらありがたい、ということなどを1対1で話させてもらいました。翌22年に2度目の産休に入る約1か月前の時にも体調を崩してしまい、とても出勤できる状況にありませんでした。その時も編集長が会社へ相談してくださり、有給を利用して早めに産休へ入らせてもらいました。おかげさまで無事出産を終えることができました」

育児をしながら日本代表を取材!「後進にその道もあると伝えていきたい」

――描いている今後のキャリアビジョンは?

「まずは育児をしながら日本代表の取材を続けること、です。サッカー界にはあまり“ママ記者”が多くなくて、自分自身もそのキャリアの進め方に不安がありました。だからこそ、後進にその道もあると伝えていきたいと思っています。社内のみならず、業界全体としてですね。それに日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長や森保監督はいつも育児との両立を気にかけてくださいます。彼らはサッカーの将来も考えていて、例えば子供たち向けにどういう教室を開催したらいいかなど、子育て中の私のリアルな“ママ意見”を聞いてくださいます。自分の生き方が日本サッカーの発展にほんの少しでもお役に立てるなら…と考えてキャリアを描いています。それから、ZONEの価値を高めていきたいと思っています。時間と実績が必要だとは思いますが、監督や選手にZONEだから話す、となるように日々研さんを積んでいきたいと思っています」

――Creative2に興味を示してくれている人たちに一言

「Creative2は『挑戦』できる会社です。そしてその挑戦の火を絶やさないように、私たちは日々知恵を絞っています。メディアがやるべきこととは? 今何を伝えないといけないか、自分は何を書きたいのか……そんなことを考えながら仕事に取り組んでいます。実際のところ、入社してから、こんなにもいろいろな企画を考えたり、さまざまな経験ができるとは思ってもいませんでした。ですので、最初は何も分からなくて大丈夫です。ぜひ、この世界へ飛び込んでみてください。笑って、泣いて、力を爆発させましょう!」

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